お知らせ

フィリピン電気自動車協会とのMoU締結

株式会社ピューズ及び株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルはフィリピン電気自動車協会(eVAP)と『フィリピン共和国における電動ジープニーの普及可能性調査』を共同で実施する事に関するMoU(Memorandum of Understanding)に、2016年10月26日にフィリピン ドゥテルテ大統領立ち合いの下に弊社代表取締役副社長 金子明夫が署名致しました。

弊社は電気自動車の研究開発において30年以上の実績を有し、その間に多くの電気自動車の開発を行って参りました。弊社の持つ電気自動車の高い技術とフィリピンの低コスト車体製造技術を融合させる事で、電動ジープニーを高品質・高性能でありながら低価格で普及を促進させ、フィリピン国が抱える都市部の大気汚染問題の解決に貢献いたします。

フィリピン環境天然資源省(DENR)の発表では、マニラ首都圏の大気汚染の8割は車両からの排気に起因すると言われており、フィリピン全土では35万台のディーゼルジープニーがあります。しかし、その多くが20年以上の年数を経て老朽化している上、整備が充分でないため走行時にPM10(粒子状物質)および、TSP(全浮遊微粒子状物質)等を含む黒煙を大量に排出し、大気汚染の原因となっています。

既存のディーゼルジープニーは、走行に伴い大気汚染物質を排出しますが、電動ジープニーはこうした大気汚染物質を全く排出しません。また電動ジープニーは、内燃機関に比べエネルギー効率が高く、加えて低騒音・低振動であるなど、優れた環境性能を有しています。

ジープニーはフィリピンの市民生活に深く根付いており、重要な公共交通としての役割を果たしています。このため、住民の健康へ直接影響を及ぼす大気汚染物質の排出削減の為の低公害車導入が当面の課題となっています。

黒煙を上げて走るディーゼルジープニー(出典)PhUV社
MOU署名後の記念撮影(弊社代表取締役副社長 金子明夫、左より5人目)

2016年11月7日
株式会社 ピューズ