2026インターンシップ体験記⑧技術を社会につなげる、マーケティングの力

2026.09.02

広島大学 K.T.

「ないものをつくる。だからおもしろい。」
ピューズのホームページで見つけたこの言葉に惹かれ、私はこの会社に関心を抱きました。常識や街並みが目まぐるしく変わる現代だからこそ、既存の枠にとらわれず、新たな価値を提供していく姿勢が不可欠だとだとハッとさせられたからです。しかし、私は文系なので新しい技術を自ら開発することはできません。そこで、技術職とは違うアプローチで製品の魅力を最大限に引き出し、世の中に広めていくマーケティングの力に強い魅力と可能性を感じ、今回のインターンシップに応募させていただきました。

活動した5日間はワークや発表、体験など内容が盛りだくさんで非常に濃いものとなりました。行ったこととしては、1日目に製品評価・製品比較、2日目に市場調査、3日目・4日目にマーケティングの企画、そして最終日に活動のまとめが挙げられます。取り組みながら活動でのそれぞれの学びが次のワークに繋がっていることを実感し、5日間を通して深く考え、マーケティングについて実践することが出来ました。


初日は製品比較のワークを行うことで異なる製品を比較する際にポイントとなる視点を獲得し、実際にブランドの比較分析を行いました。普段何気なく利用しているブランドやサービスにも、ターゲットやコンセプトによってそれぞれに特色が表れているということを実感しました。また、他と比較することによってそのものの強みや弱みを簡単に明らかにすることが出来ると分かりました。さらに、強みや弱みを分析することでその対象物がどのような人や場面にアプローチしようとしているのかなどを判明させることが出来ました。逆に言えばそのようなニーズに当てはまらない特徴は伸びしろとして捉えることが出来るので、マーケティングにおいてそれをどう処理するのかが重要なのだと気づきました。

2日目はピューズ製の電動車いすであるLSMと他社製品の電動車いす、手押しの車いすに乗って実際に街を歩く実証実験を通して市場調査を行いました。この活動によって文字や数値から得られる情報だけではなく、実際に体験することによって得られる情報もかけ合わせて分析することで新たな気づきを得られるのだと実感しました。LSMは他の2つの製品と比較して重いという情報から分析すると、持ち運びには不向きというデメリットと転倒しにくいというメリットが挙げられました。このように一見デメリットと思われる項目も使用する人によってメリットになり得ると学び、そのような視点の転換がマーケティングでは必要になると分かりました。

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3日目、4日目はグループでLSMのマーケティング方法を企画しました。自分のグループはLSMの認知拡大や普及させるためのプロモーションについて企画しました。このグループワークを通して、製品の特長を理解し、それを生かすようなターゲットやコンセプトの設定、それに合わせたプランや認知方法の策定、そして金銭面などの視点から現実的なプランなのかという検討を行うことがプロモーションにおいて重要なのだと分かりました。また、マーケティングのイメージはプロモーションのみだと考えていたのですが、製品を改良してその価値を高めていくことも手法の一つなのだと学びました。

5日間を通して、他社製品との比較や製品そのものの評価、実際に使用してみた所感、製品を売り出す市場のニーズの分析など様々なアプローチを組み合わせてマーケティングというのは行われているのだと学びました。そして、マーケティングは新しい技術を社会に向けて提供するために必要不可欠な存在だと強く感じました。単に新技術を開発するだけでは、その恩恵にあずかれる人は限定的です。しかし、マーケティングによって普及を促し、利用者を拡大させることによって、初めて技術は社会全体へインパクトをもたらします。つまり、エンジニアが0から1を作り出す人だとしたら、マーケターは1を100にする人だということを5日間を通して考えました。その点で、マーケティングの仕事はやりがいを感じられるものだと想像しています。今回のインターンシップを通してますますマーケティングという職種に興味が湧きました。

ピューズでのインターンシップを通して、貴重な体験、そして多くの学びを得ることが出来ました。また、社員の方々もフランクに話してくださるため、リラックスしてのびのびと自身の考えを述べることが出来、とても充実した5日間になりました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。

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